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水屋とは、さまざまな説がありますが、茶の湯において、茶人がお客さまをもてなすための準備をする部屋のことです。水屋には茶道具や茶葉を収納するための家具や、お湯を沸かすための炉が置かれていました。そして、江戸時代になると台所(水廻り)においてある家具を「水屋家具」と呼ぶようになったと言われています。
水屋家具を代表するものに水屋箪笥があります。水屋箪笥の特徴は、日本人の昔ながらの暮らし方や風土に根ざした、日本人のための最も機能的な収納システムであることです。水屋箪笥は上段、下段の二つから成っており横に並べて置くことができ、ローボードとしても使うことができます。食器や大きな鍋といった調理器具はもちろん米や乾物、煮物といった料理などがすべて納まるように設計されています。冷蔵庫といった家電製品がなかった時代ですので、湿気を逃がし、風通りがよくなるように、中段の扉には金網を張ったり、棚をスノコ状にしたものが多いようです。
時代は流れ、家電製品が普及しはじめるとともに、水屋箪笥は日本人の暮らしの中から姿を見かけなくなります。
日本人の生活様式が変わってしまったことが原因です。近年、昔ながらの日本人の暮らし方が見直されてきています。それは「だんらん」のある暮らしです。久遠では、かつて日本人があたりまえのように感じていた暮らしの楽しさを、現代の日本人の生活様式に根ざした機能的な家具づくりを通して、皆さまにお届けしています。私たちが目指したのは、世代を超えて、家族の成長を見守る家具です。