
久遠の家具は豊富な知識や経験、熟練の技を持った職人がいなくては成り立ちません。
家具づくりを支えている職人、仕事では厳しい表情の職人の横顔をご紹介します。
- 松永四郎 ボス(社長)
- 明治生まれの頑固な家具職人の四男として生まれ、気が付けば塗装一筋40年。
好奇心旺盛な性格からか、常に他では無い物を探求し続け、今では独自の塗装技法により、久遠特有のアンティーク塗装が好評を得ている。
大きな体格とスローな口調、そして優しい笑顔が、皆に安心感を与えている。唯一、難点を挙げるならば、いつも首から下げている“タオル”が、オシャレと勘違いしている事、コレは問題だ!!何とか“矯正”しなくては・・・と、只今女性チームでプロジェクトを立ち上げる事を検討中。とにかく食べる事が大好きで、見ていて実に気持ちの良い食べっぷりだ。
- 影山静江 塗装部
- 男女平等という言葉が陳腐に聞こえるほどの難しい塗装を、楽々こなす、この道30年のベテラン塗装職人。
日本全国広しとは言え、女性の塗装職人は何人存在するであろうかという位、珍しい存在だ。
他の木工職人も一目おく力持ちで、驚くほど大きな家具でも静江さんなら楽々?動かしてしまう。
動物が好きで、スタッフが同伴出勤するワンちゃんを、とてもよく可愛がっている。 (隠れて、コッソリ餌付けしているのを、飼い主は知っている…笑)
- 赤堀慈夫
- 年齢を感じさせない身軽さと、腕力が“売り”。
実に頼もしい。
怪我には強いが、バイ菌には弱い。(笑)
今では珍しい徒弟制度を経験し、その技を縦横無尽に使いこなす。
故に、家具作りの腕は天下一品。
生涯現役でいてもらいたい、工場にはなくてはならない存在である。
- 前田金男 木工部
- 昭和32年静岡市清水生まれ。日本大学生産工学部土木工学科卒。
家具製作手加工一級技能士取得。
家具製作機械加工一級技能士取得。
平成元年 温もりのある家具に魅せられ、大手測量会社を退社後、職業訓練校に1年通い、後に小規模木工所で更に腕を磨いた。
「木工の虫」とニックネームをつけられるほど、仲間からの信頼を得る。が、お酒が入ると「木工の虫」が「演歌の虫」に一変するから面白い。余談だが、郷ひろみの歌マネもなかなかのモノである。
- 二宮一晃 木工部
- 松永家具塗装に努めるまで家具職人経験ゼロの彼も入社して早5年。家具の事を全く知らなかった彼もいつのまにか、立派な職人になりつつある。最近は、徐々にではあるが加工も覚え始めた。
将来が有望で楽しみな存在。大柄な体とは裏腹に手先が器用で細かい作業も得意らしい。
- 大橋広紀 番頭
- 営業、企画、木工、まとめ(金具付け、扉付け、梱包、出荷)etc…と、あらゆる部署で活躍する。
お客様に対しての、的確なアドバイスは、彼の持った豊富な知識があってこそ。
話好きで、お客様からの信頼も厚い。
外見では想像つかないが、実はとっても子煩悩。子供の話をする時は、満面の笑みになる所が、実に分かりやすい。(笑)
- 松永春代 事務・まとめ
- 面倒見が良く、社長の事はもちろん、職人みんなを影で支えている、この工場みんなの“奥さん&お母さん”的存在。
社長と苦楽を共にし、今日までこの家具製作所を築き上げてきた。
歌が上手で、18番は“石川さゆり”の“天城越え” 聞き惚れてしまう程の歌唱力。
この場でお聞かせ出来ないのが残念である。